2023年のじゃがいも栽培
昨年のじゃがいも栽培がとっても楽しくて、今年はもっとたくさんの品種にトライしようと鼻息荒く待ちかねていた私。
特に、昨年は買い損ねた「ノーザンルビー」というピンク色の果肉の品種は絶対にチャレンジしたいと思っていました。
昨年育てた紫色の「シャドークイーン」や、他のさまざまな品種も合わせてカラフルで可愛いじゃがいもを収穫できたらどんなに楽しいでしょうか。
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入手困難なノーザンルビー種芋…
種芋の買い時を逃してはならぬと、年明けに行きつけの園芸店に問い合わせしたところ
「今は男爵などの定番品種が数種類あるだけ。ノーザンルビーやそれ以外の珍しい品種は1月下旬に入荷する見込み」
とのこと。
1月下旬になるのを待って再度問い合わせすると
「今年は入荷が遅れている。2月上旬頃の入荷になるかも。」との回答でした。
2月上旬に、またまた問い合わせしました。ほとんどストーカーです…
「不作の影響で、今年は残念ながらノーザンルビーは入荷する見込みがなくなってしまった。」
ノーザンルビー以外に狙っていた品種も、入荷予定がなくなったとのこと。
残念!(涙)
じゃがいもって不作だったの?知らなかった。
たまねぎは2021年〜2022年の産地天候不順による不作で、去年半ばくらいまで価格高騰が続いていたいたけど、じゃがいもも同じ理由で不作だったのでしょうか?
その後、他の園芸店やオンラインショップでも探したのですが、ノーザンルビーの種芋はほとんど見つからず。
少量のみ入荷したが、すぐ売り切れてしまったという店舗もありました。
まだわずかに在庫があるオンラインショップも見つけましたが、送料も含めるとかなり割高になるため購入する決心がつかず。
今年は変わり種のじゃがいも栽培は諦めないといけないかぁ…
発見!
昨日2月21日。
諦め悪く、足を伸ばせる範囲にある園芸店(サイタメ園芸 亀田店)に問い合わせしたところ、なんとノーザンルビーの種芋は近日中に入荷予定とのこと。
数日後にそのお店へ再度問い合わせしたところ、ノーザンルビーは1箱のみ入荷して既に残りわずかとのお返事でした。その他にも珍しい品種も入荷したとのことで、即日お店に伺いました。
あった、ノーザンルビー!
なかなか入手できなかったため、本当に貴重に見えます…
他のお店では取り扱いがなかった変わり種のじゃがいももたくさん揃っています。
珍しいものが好きな私と母は、夢中で物色。
このお店では量り売りで種芋を購入することできました。
家庭菜園で、多品種を少量ずつ育てたい人には本当にありがたい。
店員さんに品揃えが豊富で嬉しい、とお話ししたら
「紫やピンク色などの珍しい品種は、どう料理して良いか分からない方が多いようで、他店ではそもそも取り扱わないみたいです。でもフライドポテトにすると、色が綺麗で映えるので楽しいですよ!」
と教えてくれました。
うまく育てて、カラフルなフライドポテトを作るぞー!
数種類を食べ比べするのも楽しそうです。
2023年のじゃがいも栽培 全6種
今年入手したじゃがいもの種芋は全部で6種類。
本当は3種類程度に抑えるつもりでしたが、夢中になってこんなに買ってしまいました…
じゃがいも以外にも植えたい春夏野菜がたくさんあるので、それぞれの品種をなるべく少しずつ購入しました。
① ノーザンルビー (500g 290円)
果肉がピンク色のじゃがいも。「キタムラサキ」という紫色のじゃがいもから派生した品種。
アントシアニンを多く含んでいて、皮も赤紫色ですがこの種芋の状態だと分かりにくいですね。
形はメークイーンのように細長い楕円形。
味や食感もメークイーンに近く、やや粘質であっさりとした味わいらしいです。
② シャドークイーン (200g 116円)
鮮やかな青紫色がとってもユニークなじゃがいも。
ノーザンルビーと同じく「キタムラサキ」から派生した品種で、ノーザンルビーよりもさらにアントシアニンの含有量が多い。形もノーザンルビーに似て細長い楕円形。
奇抜な見た目とは対照的に、味はあっさりとしていて食感はしっとり。
昨年も育ててたくさん収穫できた品種です。
昨年収穫したものがまだ余っているので、もしかしたらそれも種芋として使えるかもと思って今回は4個だけ買いました。
③ レッドムーン (200g 90円)
元々はアメリカから輸入した種子をサカタの種が開発した品種だそうです。種芋の状態でもはっきり分かるほど皮の赤色が濃いです。かなり小ぶりで、形もツルッとしてまんまるでかわいい。
果肉は濃い黄色で、さつまいもを思わせるような甘味が特徴らしいです。
皮がむきやすく、粘質で煮崩れしにくいとのこと。
④ グランドペチカ(別名:デストロイヤー) (300g 174円)
「レッドムーン」の突然変異で、比較的新しい品種。
“ザ・デストロイヤー”というレスラーが被っていた覆面のような、赤と紫のまだら模様の皮が特徴的。果肉は濃い黄色。
加熱するとホクホクとした食感になるやや粉質のじゃがいもだけど、
煮崩れしにくいため煮物に向いているらしい。
甘味が強く食味が抜群に良いうえに、貯蔵性も高いという最強な品種。
評判に期待が高まります!
⑤アンデスレッド (別名:アンデス赤) (500g 240円)
「ソラナムフレファ」というアンデス原産の希少種を親に持つ、赤い皮が特徴の品種。
こぶし状のゴツゴツした形。
粉質で加熱すると煮崩れやすいため、ポテトサラダ・コロッケ・マッシュポテトなどのように
形を崩す料理にすると、なめらかな舌触りと甘みを楽しめるそう。
貯蔵性は低いものの、春植えと秋植えどちらもできるという珍しい品種。
春植えで収穫したものを種芋に使って、秋にも植えられるかも?
⑥ キタアカリ (1kg 358円)
定番の人気品種。
男爵を親に持つため粉質でホクホク感が強く、栗に似た食感とコクのある甘味が特徴。
小ぶりで丸い形で、果肉は濃い黄色になります。
じゃがいもの中ではダントツにカロテンやビタミンCを多く含み、栄養価の高い品種。
この種芋はどの園芸店でも扱っていたため、先に別のお店で購入していました。
ノーザンルビーその他の品種が入手できないと思っていたので、1kgも買ってしまった…。
植えるスペースはあるのでしょうか。
今年の目標 〜昨年の反省から〜
昨年の雑なじゃがいも栽培の反省から、今年の目標は下記の2点。
*土が柔らかくフカフカになるよう改良する。水はけがよく、通気性の良い土を育てる。
*植え付け・収穫の適期を守る。
3月〜4月上旬くらいまでに植え付けて、梅雨前の晴れが数日続いた後に収穫する。
新潟はまだまだ雪が積もっており、畑作業は全くできない状態です。
楽しみで早く植えたくてたまらないのですが、雪溶けまでは土を改良する方法や植え付けの方法など調べて待つとしましょう…
コメント
うわぁ〜わくわく感がすごく伝わる!私までわくわくしている!
確かに、玉ねぎが不作だったことは知っていたけど、じゃがいもも不作だったとは…
珍しい品種はただでさえ入手困難なのに、今年は更にハードモードだったのね。
しかしそれでも手に入れたあなたすごい!えらい!頑張った!
ストーカーになる気持ちすごく理解できる〜
早く雪溶けてー!
去年はノーザンルビーを買うつもりが間違って別の品種を買ってしまったので、今年は執念で入手!笑
去年のじゃがいもは小さいものが多く、形やサイズも不均一だったので、
今年はじゃがいもがのびのびと育つように土をフカフカにしようと庭の大量の落ち葉で腐葉土を作製中。
早く植え付けしたいー!!